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中部日本ギター協会のイベント 皆でギターを弾こう 鈴木君、ソロ部門優秀賞3人の中に選ばれました。 合奏も賞を頂きました。
合奏は三組の中での賞ですので参考になるかどうかはわかりませんが。。。メンバーみなさんソロギター弾ける人なので、月イチで一時間半の合わせ練習でもなんとかなったかな~と。来月のあま市での合奏イベントにも参加予定ですので、引き続き、紫陽花 と、コーヒールンバ頑張ります。
絵本原作コンテストに落ちたのです( ;∀;)
お暇な方どぞ。。
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哀しき小象
ここは街はずれの小さな村。
この村人には、毎年、楽しみにしていることがありました。
春になると、この村にサーカスがやってくるのです。
いつもは静かなこの村に、たくさんの人がサーカスを見に来るので、
とてもとても賑やかな一週間になるのです。
サーカスの名前は「パオパオサーカス」。20人の団員と小象。
団長さんが、小象が夜になると、パオーンパオーンと泣くので。パオパオと名付けたそうです。
このサーカスは、大きな街から小さな村まで、一年に何十カ所も移動して回ります。
大きなテントを作っては、またかたずけて、列車のような車に乗せて、次の場所へ移動するのは、とても大変な仕事ですが、
待ってるお客さんの笑顔を思うと、サーカスの団員は、毎日頑張ることができるのです。
さて、今日は暖かい春の日ざし。桜も満開。
この小さな村に、待ちわびたサーカスがやってきました。
色とりどりの旗に飾られたテント、呼び込みの声、ラッパやクラリネット、太鼓の音楽もにぎやか。
会場のテントの中は、楽しみにしていたこどもや大人たちで満員。中は暑いくらいです。
一瞬ライトが消えて暗くなったと思ったら、小太鼓の音が鳴り響いて、いよいよサーカスの始まりです。
最初にピエロの登場です。歌ったり、笛を弾いたり、おどけた動きでお客さんを笑わせます。
玉乗り小象、火を噴く人、手品、一輪車、空中ブランコなど、出し物が次々に続きます。
お客さんは、楽しくて楽しくて、拍手する手が痛いくらいです。
このサーカスで一番の人気は、芸達者な小象でした。どこに行っても、初めて本物の象を見る人が多かったのです。
小象が玉にのり、後ろ二本足で立ちあがり、前に進みながら、時々雄たけびを上げる芸にお客さんは拍手喝采でした。
人間だってきっと難しいはずの玉乗りを、この小象ができるなんて、何度見てもお客さんにはおどろきでした。
最後の、はらはらどきどきする空中ブランコが無事に終わり、今日の楽しいサーカスは終わりました。
次の日も次の日も、たくさんのお客さんが来て、ようやく一週間が過ぎました。
次の町へサーカスが移動する日の早朝、ピエロ役の若者は、海の見える丘へ散歩しに行きました。
そして、丘の上に置いてあるベンチに座って、考え事を始めました。
いくら考えてもわからないので、思い切って、近くを飛んでいたカモメに話しかけてみました。
カモメは飛びながら「どうしたのですか?」と尋ねました。
若者は、話しました。
「うちのサーカスには、大人気の小さな象がいるのです。芸をすると、お客さんは喜んでくれるので、
象は、それが嬉しいと言うのですが、時々涙を流しながら芸をしているのです。
そこで夜になって、小象に どうして泣いているのですか? と聞いてみたら、
小象は、こんな話をしてくれました。
小象は、もっと小さかったころに、突然、仲間たちから引き離され、捕まり、
海を渡って、遠くへ遠くへと連れられてきたそうです。
連れられてくる前は、地面は砂埃ばかりの土地、太陽がとても暑くて、水と食べ物をを探して歩くのが大変で、
毎日とてもつらかったそうです。でも、いつも、お母さん、お父さん、友達もいて、どこへでも歩いて行けたと。
いまは・・サーカスにいて芸をすれば、毎日、食べ物も水も運んできてくれる。
身体を洗ってくれるし、安心して眠れる。
毎日お客さんに喜んでもらえる。でも・・独りなの・・自由かというと・・夜は檻の中。」と小さな声でつぶやいたのです。
いったいこの小象はどちらが幸せなのでしょうか?
わたしには何度考えてもわからないのです。自由に空を飛べるあなたは、どう思いますか?」
カモメはしばらく考えていたのですが
「わたしには、わかりません・・」 と答えて飛んでいってしまいました。
しばらくして、カモメは、近くを泳いでいたクジラに聞いてみたのですが
「う~ん、わからない・・」 と言われてしまいました。
。
若者は、長い間、海を見ながら考えて これは小象が決めることだ と思いました。
小象が、どうしても元の土地に帰りたい と言ったら、いつか、逃げるのを手助けしてあげよう。
でも、もし、ここにいよう と小象が決心したのなら、ずっと友達でいてあげる、と思いました。
すぐに、丘をおりて、小象の檻に行きました。
そして、考えたことを話しました。
小象は、小さな声で、「ありがとう ありがとう」 と言って恥ずかしそうにコクリとうなずきました。
「答えはゆっくりでいいから」 とピエロ役の若者は言いました。
次に移動した町でも小象の芸は大人気でした。
象はお客さんを喜ばす事が出来てとても嬉しかったのですが、
なぜか、また涙が出てきてしまうのでした。
おわり。
今年もクリスマスイブイブにクリスマスコンサートやります。早いものでもう4回目なんですね。朗読作品「1818年のクリスマス」は きよしこのよる の曲がギターで作られたときのお話です。
12月23日(土・祝)
X’masコンサート
~2つのギターと朗読があなたに贈る、音の宝石箱 part 4~
主催 ミューズ音楽館
開演 14:00 (開場13:30)
ギター : 高岡誠/佐々木響士朗 朗読 : 高岡恵子
一般 ¥3,000
会員 ¥2,500
<プログラム>
ギターソロ(佐々木)
・・フリア・フロリダ(バリオス)
・・タンゴ・アン・スカイ(ディアンス)
・・ グノーのアヴェマリア(ターレガ編) ほか
ギターソロ(高岡)
・・ホワイト・クリスマス(バーリン)
・・ ベルリンの夜会の想い出(ソル) ほか
ギターデュオ
・・オリエンタル(グラナドス)
・・椰子の木陰(アルベニス) ほか
朗読と2台のギター
○3つのクリスマスのカタロニア民謡(モランテ編)
・・鳥の歌 / 糸を紡ぐ女 / 聖母の御子
○朗読作品「1818年のクリスマス」(エリザベス・シェリル)
・~演奏曲:きよしこのよる
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